徳倫理学 – めくるめく倫理学の世界にようこそ

概要

徳倫理学とは、人の行う行為について直接論じるのではなく「人」そのものが持つ徳について議論する倫理学の分野です。功利主義や義務論とは異なる視点を持っている点が評価されています。徳倫理学について詳しく解説しました。

徳倫理学の方法は、行為に焦点を当てた倫理学の主要な方法と対比される。たとえば義務論も帰結主義者の体系も、与えられた状況で人がいかに善い行為をするべきかを決めるための、行為原理を与えようとする。 対照的に、徳倫理学は、いかによい行為を

倫理学に答えはあるか―ポスト・ヒューマニズムの視点から― ジェームズ レイチェルズ , 古牧 徳生 他 5つ星のうち5.0 1

徳倫理学とは? 徳倫理学(とくりんりがく、英語 Virtue Ethics)は、規範倫理学のアプローチの一つである。それは、義務や規則(義務論)や行為の帰結(帰結主義、功利主義)を強調する倫理学と対比され、徳

このように「徳倫理学」という名の下にさまざまな主張やアプローチが寄せ集まっています。「徳倫理学」で一括りしてよいか疑義があるほどです 10 。以下では、ハーストハウスの徳倫理学に話を絞って、その特徴を挙げてゆきます。

まずは、規範倫理学のうちの「徳倫理学」について紹介していこう。 「徳倫理学」というのは、行為を選択するとき、徳のある人が行なうと思われる行為を基準にする考え方である。 つまり、

これまで見てきたように、規範倫理学の代表的な立場としては功利主義と義務論があり、それぞれ理論的な魅力と問題点を抱えているのを見たわけだが、近年この二つに加えるにいわば第三の立場として、徳倫理学が台頭してきている。

(※2)「アリストテレス:倫理学と幸福」を参照. ︎ 【徳倫理学】プラトン:魂の三区分説と四元徳 【徳倫理学】アリストテレス:友愛と正義 ︎ 【西洋哲学史と倫理学のキホン:目次】 管理人のサイト

あれ、みんな「徳倫理学」ですよね。傍から見て、なんの才能もない、どんくさい奴なんだけど、肝っ玉が座ってるとか、恐れずに向かって行くとか、みんな「徳倫理」ですよね。 まあ、でも、実際、私たちの日常を考えてみてもそうですよね。

「徳の倫理」ってわかりやすく言うと、どうゆう意味ですか? 徳とは何か、有徳な人とはどんな人か(どんな性質や性格の人か?)、そんなことについての倫理学。だが、これではよくわからないだろう。カントやベンサムの考えた

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徳倫理学』も例外ではない。徳倫理の日本語文献は決して多くない中、徳倫理へのオリエンテー ションとして、現在日本語で読めるもっともよいものの一つと言えるだろう。 編者のラッセルは、序論で『ケンブリッジ・コンパニオン 徳倫理学』の狙いを三

徳(アレテー)と善(アガトン)

徳の倫理 (Virtue Ethics) 二十世紀の後半になって、近代の倫理学説への反省から、倫理学の原点であるアリストテレスの倫理思想に回帰しながら、道徳的法則にはではなく、なされるべき行為の性質や行為者の性格に注目する、徳の倫理という新しい流れが現われた。

「徳倫理学」タグが付いているQ&Aの一覧ページです。「徳倫理学」に関連する疑問をYahoo!知恵袋で解消しよう!

西洋倫理学には大きく分け て3つの伝統がある。まず、(i)その人が持っている徳という属性で判断して、どのようなタイプのものが、徳があるつまり人の道(=倫理)に叶っていると 判断する「徳の倫理学」(アリストテレス)。

他の倫理学体系と対比された徳倫理学. 徳倫理学の方法は、行為に焦点を当てた倫理学の主要な方法と対比される。 たとえば義務論も帰結主義者の体系も、与えられた状況で人がいかに善い行為をするべきかを決めるための、行為原理を与えようとする。. 対照的に、徳倫理学は、いかによい

ニコマコス倫理学② 徳とは何か. 過超、不足、中庸の3様態が存在し、これらはいずれも互いに対立しています。そして、両極端である過超と不足は悪徳であり、その反対の「中」である中庸は徳であることがわかりました。

倫理学概論 II 第11回 教育〜徳倫理学 Alasdair MacIntyre, After Virtue: A Study in Moral Theory, University of Notre Dame Press, 1981 (2nd edition, 1984). (篠崎榮訳『美徳なき時代』みすず書房、1993年[第2版の訳]。

『ニコマコス倫理学』(ニコマコスりんりがく、古希: Ἠθικὰ Νικομάχεια (Ēthika Nikomacheia) 、羅: Ēthica Nicomachēa / Moribus ad Nicomachum )とは、古代ギリシアの哲学者アリストテレスの著書を、息子の ニコマコス (英語版) らが編集した倫理学の古典的な研究である。

倫理思想史を勉強すると、現代の問題を考える際に参考となる理論がいくつも見つかります。代表的なものとしては功利主義、カント的な義務論、徳倫理学があげられます。

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 – 徳の用語解説 – 哲学,宗教の中心的課題の一つ。倫理的,道徳的善に対する意志の恒常的志向性,ないしは善を実現する恒常的能力をいう。したがってそれがみずからの修練によるものであるか否かを問わず身についたものでなければならない

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Title 徳倫理学の最前線(1): 現代徳倫理学における 自然主義と徳の規準 Author(s) 佐藤, 岳詩 Citation 実践哲学研究 (2013), 36: 153-179

Author: 岳詩 佐藤

Jan 05, 2019 · アリストテレス(紀元前384–322年)は、倫理学、形而上学、生物学、植物学などの分野の学者でした。したがって、彼の道徳的哲学は、単独の行為

徳倫理学は一見するとカントの主張と整合的でありません。徳倫理学が現代に復活した背景には、 カントに代表される近代道徳哲学に対する アンスコムやマッキンタイア(あるいはウィリアムズ)からの批判があったことを思い出してみてください。

アリストテレスの徳倫理学について、近現代の倫理学との対比におけるメリットとデメリットとを教えてください。徳倫理学についてはある程度勉強したのですが、現代にどのような影響があるのか がよくわかりません。 従来の

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善悪判断の概念を問う「メタ倫理学」と 現場に即して考える「応用倫理学」が登場 倫理学は、「規範倫理学」におけるこれら3つの主要 な立場の対話を通して発展してきた。とりわけ「功利主 義」と「義務論」は、激しい論争を繰り返してきたが、

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ー ハーストハウスのカント批判 ノ¥ーストハウスは『徳倫理学についてjにおいて、カントの『道徳の形百IJ j二学の基礎づけJから引用した後で(心、次のようにカントを批判する。 この引用文の1=1= 1で、鍵となる例は第三の慈善家です。彼は「気紫が冷淡

【要約】あ、ありのまま、今起こった事を話すぜ。我々は「幸福」について考えていたと思ったら、いつの間にか「徳」についての考察を深めていた。何を言っているのかわからねーと思うが、おれも何をされたのかわからなかった。頭がどうにかなりそうだった。哲

知的な徳は教えから得られるが、道徳的な徳は習慣から得られる。アリストテレスの倫理学が対象とするのは、この道徳的な徳なのである。 したがって、我々は知識を発達させることによってではなく、練習と習慣の繰り返しによって善を習得する。

徳倫理学(とくりんりがく、英語 Virtue Ethics)は、規範倫理学のアプローチの一つである。 それは、義務や規則(義務論)や行為の帰結(帰結主義、功利主義)を強調する倫理学と対比され、徳や性格を強調するものとみなされている。 この理論の起源は、少なくともプラトンや

倫理学 – Wikipedia; 倫理学の研究対象とは道徳の概念によって見定めることができる。この道徳の定義の 問題に対して異なる見解が示されているが、一般的に道徳とは社会において人々が 依拠するべき規範を確認するものである。

知的な徳は教えから得られるが、道徳的な徳は習慣から得られる。アリストテレスの倫理学が対象とするのは、この道徳的な徳なのである。 したがって、我々は知識を発達させることによってではなく、練習と習慣の繰り返しによって善を習得する。

徳倫理学は、 行為者が「徳」を持ちより立派になること、素晴らしい人間になることを論じる ものですので、功利主義や義務論が論じる「行為の正しさ」を二義的に考える点が特徴的です。 2-3-2:徳倫理学

生の目的を見定め、「徳」を希求する徳倫理学。個々の行為より生全体を問う視点が示すものは何か。古代ギリシアから近現代の展開まで丁寧に追い、その考え方を懇切に解説。

むしろマクダウェルは、アリストテレスをはじめとする古代倫理学に対する彼独自の哲学史的解釈と、さらにそうした古代哲学解釈を背景とした同時代の哲学者たちとの論争という二本柱をめぐり、じつに精緻に独自の徳倫理学と道徳的実在論(ないし認知

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– 77 – 1. 自然主義的な徳倫理学 1.1 正しい行為と徳 ハーストハウスの「正しい行為」の規定の詳細、およびそれをめぐる論 争については、本稿第三章で解説する。

アリストテレス Aristoteres B.C.384~B.C.322は、古代ギリシアの哲学者。主著は『形而上学』、『ニコマス倫理学』『政治学』『自然学』『詩学』。万学の祖とよばれ、哲学、政治学、倫理学、自然学、生物学、美学などを論じ、あらゆる学問の基礎を築いた。アテネ郊外にリュケイオンを設立し

『ニコマコス倫理学』は、アリストテレスが生前残した講義ノートや草稿などを、アリストテレスの息子ニコマコスらが編集したものだ。全10巻からなる。中心テーマは中庸の徳だ。観照的な活動に究極の幸福があると説く。

【要約】あ、ありのまま、今起こった事を話すぜ。我々は「幸福」について考えていたと思ったら、いつの間にか「徳」についての考察を深めていた。何を言っているのかわからねーと思うが、おれも何をされたのかわからなかった。頭がどうにかなりそうだった。哲

倫理学の3つの潮流について質問です。功利主義、義務論、徳倫理学と並べた時に、功利主義の他の2つとの違いは理解できるのですが、徳倫理学と義務論の違いを教えてください。特に、アリストテレスの徳倫理学と、カントの義務論の違いを

徳を道徳哲学の主題にしようとする徳倫理学の運動は 1980年代以降さかんになっており、 彼らは、 「いかに行為すべきか」という問いではなく「いかに生きるべきか」 あるいは「どのような人間になるべきか」 という問いを問題にしようとする。

私がカント倫理学に惹かれる理由について簡潔にまとめてみたいと思います。それは一言で表現すると、人の内面に関心を寄せ、評価するためと言えます。 カント自身は以下のような言い方をしています。

倫理学専攻では、この問いに答えるためのさまざまな理論的枠組み(義務論や功利主義、正義論、徳倫理学、自然法論、メタ倫理学など)を学び、倫理学の一次文献を自ら読み解く技術を身につけることが

規範倫理学(きはんりんりがく、英: Normative ethics )とは、倫理的行為に関する学問分野である。 哲学的倫理学の一領域であり、道徳的な観点から見て、人はいかに行為すべきかにまつわる諸問題を探求する。 規範倫理学はメタ倫理学とは次の点で異なっている。

英米系道徳哲学は、普遍性をもった啓蒙の理念に基づいた倫理学から伝統と特殊性に基づいた倫理学へ、原理原則に基づいた倫理学から徳に基づく倫理学へ、体系的・理論的正当化の彫琢に邁進する倫理学から理論に懐疑的で地域的な知恵を尊重する倫理学へ、孤立化した個人に基づいた倫理学

評・山内志朗(倫理学者・慶応大教授) 心がときめくかどうか、倫理学の要はそこにある。この本のタイトルは『徳は知なり』だ。倫理学ど

徳倫理学の総覧・総覧 加藤尚武 徳倫理学については、「性格があいまいだ」とか「共通の原理が見えない」とかいう不満 が語られることが多い。そこで「徳倫理学の総覧」といえるような論文七点の総覧を作成 してみよう。

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本論が扱う現代の徳倫理は,20世紀後半に倫理学 の中で「復興」して注目を集めたものであり,それ が看護倫理にも応用されたものである。「従順」,「服 従」等の看護者の徳目に関する20世紀前半までの伝 統的な教えも徳倫理の一種と見なされることがある

徳倫理学では、有徳な人でありたいという意図が重要な要素となる。 これは個々の義務を果たしたいという意図とは異なる。人生全体に関わるもっと大きな目的、つまり自分はどのような人間でありたいのかという問いに関わる。

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2 については、現代徳倫理の多くが、徳を幸福な生(充実した生)に不可欠な性格として特徴付け ているが、アリストテレス自身、幸福を生の究極目的にして倫理学の第一原理と捉え、さらには

徳の倫理と原則の倫理は,看護・医療の倫理における最も主要なアプローチである.原則の倫理は行為を,徳の倫理は行為者の性格や態度を吟味し,これらは互いに補いあって機能する.徳の倫理は,1970年代の原則の倫理台頭で衰退したが,最近の海外文献はその復興を示している.日本では

規範倫理学の主要な立場の一つ。道徳の基準として、行為が「義務」に適っているかに注目する義務論や行為の帰結に注目する帰結主義のような行為中心の倫理学理論に対して、行為者の徳(アレテー aret 希)、すなわち優れた性質・卓越性に着目するところに特徴がある。

よくヨーロッパ文明はギリシャ・ローマ文明を母胎とするといわれる。そのことが具体的にわかる例としてラテン語のヴィルトゥス(羅virtus⇒英virtue)の変遷を取り上げたい。ヴィルトゥスは西洋倫理学

規範倫理学においては、義務ないし規則を強調するカントに由来する義務論の立場と、行為の結果を強調するベンサムやミルから派生した功利主義の立場があり、それら主流学説に対して、徳つまり道徳的な人柄を強調するプラトン、アリストテレスを起源

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的倫理学の再評価がなされたのは基本的には今世紀に入ってからである (Drummond/Embree 2002)。 さらに、現象学的倫理学は、功利主義やカント的義務 論などの近代道徳哲学の主流よりもむしろ、徳倫理学に親近性をもつ立場として注目

より包括的な目録はアリストテレースの『ニコマコス倫理学』に見出される。徳の概念は古代の哲学において共通の話題であったし、それらはキケローによって採用されたのでキリスト教哲学者に広く受け容れられ、カトリック神学の要諦となった。

徳倫理学は住みやすさを指標とする。未来に向けての工夫、過去へのいたわり、周りの人々へのまなざし、そして何よりも自己への配慮が重要だ。 人生にトリセツはない。練習も必要だ。倫理学は練習した様々な道筋を比較するための枠組みを与える。どれ

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はじめに 規範倫理学の諸理論の重要な役割の一つは、「(この状況で)私は何をなすべきか」という 問いに答える手立てを行為者に与えることだと想定されている1。そのため、徳倫理学を規範

徳とは 徳を積む・その一 2017.9.19 徳を積むとは、一言でいえば善行を行うということです。 自分のしてもらって嬉しいことを他人にしてあげることです。 自分にも家族や他人に対して善かれと思うことを施すことです。 愛行、ボランティア、